10/17 つしまみれワンマン、殺し屋ベイビー企画

つしまみれワンマン@渋谷club asia
やはり凄まじかったな~。
今回の"バンドは水物"ライブサーキットはアルバムの曲を順番通りに演奏するのが
コンセプトとしてあったようだが、このワンマンに関しては
ベストアルバム「つしまみれまみれ」の順番通りに・・・ってことではなく、
ランダムにそしてそのベストアルバムにない曲もあったりと
色んな曲が織り混ざっていた。

始まる前に「まりカリー」が売られていた。食す。うまい。
ライブ前に空腹を防いでくれるのはありがたい。

最初はいきなり暗転して、そこから冨永"水物"大先生による書道!
ただの書道ではない。かぶっていたタイガーマスクを筆にする書道!
さらには"バンドは水物"Tシャツを筆にする書道!
なかなか魅せてましたね。

そして本編、登場SEが戸川純の「好き好き大好き」だ!
懐かしい。最近この登場SEで出てくることがなかった。
やはりこのSEがすごく合っている。

前半からかなり畳みかけてきた。
「Sex on the Beach」、「おじいちゃんのおズボン」、
「Hyper Sweet Power」、「まつり」と色々激しい曲が出てくる。

そして出てきた「エアコンのリモコン」。
ここの魅せどころはなんといってもやよいさんのベースである。
痛快に突き抜ける。

特筆すべきところは中盤にやった「人生圏外」。
つしまみれの15年の軌跡を示した懐かしい写真が
バックスクリーンに流れ出す。
そのなかで「人生圏外」が始まった!
これはとても凝った演出だと思った。
この曲すごく好きだから上見つつ下見つつという
とても視線が動きまくった感じになったが、
一気に広がりの展開を見せたときはやはり心の中で叫んでいた。
今回の"バンドは水物"のライブサーキットを観てきたなかで
2度この曲を聴けるとは思ってなかった。非常に嬉しかった。

中盤あたりに初回盤にある「スピーディーワンダー」の
スローリーワンダーバージョンが聴けたのはこのワンマンならではなのだろう。
後半に「スピーディーワンダー」も披露していた。

終盤、「脳みそショートケーキ」でまりさんがフロアに降りてきただけでなく、
今回の書道で使われてた墨汁まみれのマスクをかぶったことによって
まりさんが墨汁まみれになるという大変なことになっていた(笑)!
当然ジャガーも墨汁まみれだ!
最後に「JAGUAR」をやり、すべてを締めた。
結構長く鳴り止まないアンコールが起きたが、今回アンコールはなかった。
そういうこともあるのだ。

伝説の曲「赤白帽はゴムの味」は案の定披露されなかったね(笑)。
やっぱもう完全に封印されてるんだろうな~。
昔ですら演るのかもめたっていうくらいだからな(笑)。

今回の"バンドは水物"のライブサーキットは10夜あるなかで
2,5,6,7,9,そして今回の10夜目を見たので、
6夜分目撃することができた。

非常に見応えのあるライブであった。
色々忘れていたものを思い返させてくれた感もある。
でも、今回のライブは15周年を区切りにさらなる歩みを進めるための
過去への決別もあったように勝手に感じている。

まりさんはかわいさを増し、やよいさんは妖艶さを増し、
みずえさんは神々しさを増していっていた。
これからも目が離せないことは間違いない。
80歳までスリーピースかー・・・。
もし、自身もそれを見物しようとしたら、76歳かー。
生きているかギリギリだな(笑)。

年末に下北沢Basement Barで5days演るみたいだよ。
5daysとは恐ろしい。そんなの演る人初めてな気がする(笑)。

それにしても今回のあの墨汁はなかなか落ちないだろうな・・・。

■殺し屋ベイビー企画@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
ワンマンを観終わって結構時間があったので、
その後三軒茶屋へ向かい、殺し屋ベイビーの企画に顔を出した。

着いた瞬間にzampanoがすぐに終わって、
ザ・クレーターからだった。
殺し屋ベイビーのケイゾウさんにけしかけられたのもあって、
ザ・クレーターの歌い手さんの頭上のスイッチを押すことになったので、
もうなんのひよりも見せないように思いっきり押し込んでやった(笑)。
飲んでる自身を指名するあなたが悪い(笑)。
ザ・クレーターはなかなかスタンダードなところを聴かせてくれた。

殺し屋ベイビーはいきなり長尺プログレッシブで攻めてきた。
音の攻撃性がかなり増してきた気がする。
管楽器隊が何気に良い具合に魅せていた気がする。
かなり久々だったが、めちゃめちゃ面白かった!

この場所は酒が進む。
その後も色々な人に絡んでいった気がして横浜駅から先をなくす(笑)。